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介護事業 成功のポイント


これまで多くの介護事業所に関ってきた中で、介護事業の発展には共通の法則(成功のためのポイント)があると感じています。

ここでは、施設系(特養、老健)ではなく、一般法人で行う介護事業について触れていくこととします。

それは、良い会社を創って行く上でのルールとも言えるものだと思っています。



1.第1段階(創業から、年間の売上1億円位までの間)

通常、立上げから、デイサービス2か所運営位までの規模だといえます。

この段階では、多くの事業主は、良い仕事をすることが会社にとって最も重要だと考えています。この段階での、事業成功のポイントは次の2点です。

(1)事業を始めた段階から1日も早く、利用率
90%に持っていく、更に、常に90%ラインを
     越えていくこと。


通常、殆どの介護事業では、利用率
90%に満たない間は、赤字です。この期間が長いと会社の体力が徐々に失われ、経営者はどんどん不安に陥っていきます。90%ラインになれば、それなりの収益を得られる段階です。この90%ラインを明確に意識し、早め早めに手を打つ経営を進めていただきたいと思います。

(2)自分以外に頼りになるスタッフをまず一人作る

介護事業の創業時は、スタッフの安定が最初の壁になります。

多くの事業所で、1年もたたずにスタッフ全員が入れ替わるといったことが起きています。利用者や訪問先を増やすことを最重要課題にしなければならない時期であるにも関わらず、スタッフが安定せずにそれができないと暗澹たる思いで先の見えない事業を進めて行くことになります。この状況を打開する方法としては、自分以外に一人で良いから頼りになるスタッフを作る事です。この頼りになるメンバーとは、事業主さんの考えている事ややりたいことをよく理解して、今できていないことを先回りできるような人材(所謂「右腕」であり、けして、社長の代行者ではありません。)のことを言います。「気が利く事」と「忠誠心」がなにより必要と言えます。


2.第2段階(複数事業所を持ち、年間売上1〜3億円位までの間)

この段階は、事業らしくなってきた段階ですが、まだまだ、事業主の方が売上にも仕事の進め方にも採用、育成にも関らなければなりません。この段階で必要なことは、会社は、「良い仕事をするだけでなく、それなりの収益も上げなければならない。」という意識をスタッフに浸透させることです。これをしないと、収益の上がらない苦しい経営を続けることになります。良い仕事は勿論、必要な収益も上げるといった意識をDNAのようにスタッフに浸透させていただければと思います。

この段階を経ずに第3段階のような会社を目指した場合、売上が上がらず、給料も上がらない会社になりますのでご注意ください。


3.第3段階(年間売上3億円以上)

株式会社等の一般法人で、年間売上3億円は一つの大きな壁といえます。そして、年間売上3億円を超えてさらに伸びて行くためには、組織の数分、頼りになるスタッフが必要となります。ここで言う頼りになるスタッフとは、第1段階で必要な右腕ではなく、意欲と主体性を持って、組織をいきいきと運営する管理者のことを言います。 そして、目指すは「楽しい会社」です。仕事の意義意味を理解し、自ら考えて自ら行動していく。具体的には、「この人達とここで一緒に働けて良かった。」、「成長が実感できた。」、「利用者さんやの家族から心からの感謝の声がいただけた。」、「会社と共に成長できた、貢献できた。」、「本気でやるって楽しい。」といったことです。 意欲と主体性を持った自律的組織を作り上げた段階から会社の成長は、急加速することになります。



介護事業成功のポイントについて詳しく知りたい介護事業所様は当事務所までお問い合わせ下さい。

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